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来年のプロ野球は、面白いか? [社会批評・評論]

 今年は、まー、順当だったと思う。読売のブッちぎりを止めるのは、タイガースしかいない、と思っていたが、パリーグでシステム手帳の記入に勤しんでいただけのV戦士には、荷が重すぎたようだ。いくらベテランでも、ブルペンにしかいなかった投手コーチを、ベンチに入れて、責任を負わすのは冒険過ぎる。しかも、前任者はベテランコーチの補助。これでは良くても3位。さらに、何度もブログに書いている、バックホームのできない外野手を平気で使い続けた。鍛えればホームラン打者になる、と思ったのだろうが、打率は2割6分そこそこ、投げられない、守れないでは、高校野球並みだ。案の定、大事な3位争いで致命的なエラーをした。ライナーをグラブの土手に当てたんだと。これもそれも、みんな前任者の“影”を意識し過ぎてのこと。前任者は、肩が弱い外野手をことごとく、パリーグに送った。代わりは、実践向きの中継ぎだ。いまのタイガースのエース格、下柳も、最初はそういう投手だったんだ。せいぜい3000万と億の違い。タイガースには、ベテラン近い投手の夢が、いまもある。さて、来年は鬼も笑っているが、何といっても、タイガース前任監督のパリーグデビューである。この人ひとりでも数千人のファンは増えるから、日本1の悪徳金貸し会社も、さぞ、お喜びでしょうね。こうなると、東京ドームでも頻繁に見たいが、いまは埼玉県の所沢の外れでしか、東京のファンはオカダに会えない。
 そろそろ、日本1、つまり、Vの話題がメディアの中心となるが、来年こそ、オカダVS原の話題で持ちきりになるんだろうね。今年も、オリックスは弱いチームではなかった。選手の故障が多かったようだが、アンチ監督、フロントに反発した“故障”ってのも結構あったと思うよ。外国人なんか、海千山千のタフなのが多いからね。ワセダ閥の代表とイエスマンの監督じゃ、チーム全体への説得力に欠ける。交代したオカダも、ワセダ閥と言えば言えるが、代表も責任を取らされたのには、深い深いワケがある。実は、ワセダ出のエリート選手として阪神に入ったオカダを、昔の阪急ブレーブスにトバしたのは、今回、オカダと入れ替えで首になったワセダ閥の代表である。つまり、当時は、選手としてのピークを過ぎ、日本プロ野球選手会の会長として、チームを離れることも多かったオカダは、球界エリートの1員でもある当時の監督に嫌われたんだ。だって、オカダという選手は、新人のころから、2塁のベース上で、「次にヒットが出たら、自主判断でホームへ突っ込んでも、エエですか?」みたいなサインをベンチに送っていたからね、多分だけど。まーね、仕事が遅い、大トロの中間管理職が、一番、忌み嫌うタイプの、鋭い働き手なんだ。だから、“5年計画で優勝を”という球団の期待に、監督就任2年で応えたものの、次の年もブッちぎりだと思われた矢先、急に勝てなくなってズルズルと深みにはまって、遂に首位陥落、オカダは自分を責める形で辞任したのだ。まさに、昭和の看板を背負う男のカガミです。
 一方、仙台の監督が「2位なのに、首になっちまった」というので、大騒ぎしている。でも、この人のコメントは、年とともに正直さを増していて、あー、2位のお手当が出たんだ、とか、フロント狙いとか、簡単に想像できるのが、面白い。それにしても、優勝したわけじゃないのに、2億円は出さんだろうよ。まして、相手は、名うての銭ゲバIT。前広島の外国人監督は、7000万程度か。万が一、“前”監督がフロントにでも入れば、コーチを入れ換えるにも大騒ぎになるな。パリーグには、ほかにも、選手の支持がある外国人監督を叩き出しているチームがあった。
 そんなこんなで、いくら鬼が笑おうが、来年のパリーグは、“オカダ一色”で染まる要素が大。しかし、まー、目下の興味は、仙台のチームがどこまで勝ち続けられるか。巨人と日本1を争うことになれば、面白いのだが。海千山千のカントクが“奇策”を連発すれば、野球ファンが戻るかも。私としては、巨人を倒して仙台の優勝となった時の、ドケチITオーナーの顔が見たい。株価が下がれば、もっと面白いのだが。だからといって、私はノムラのファンではない。阪神時代に、長く監督をやるためにだけ、補強をさぼり、能力のないコーチを使い続けた恨みは、いまも忘れないからだ。

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