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救世主か?史上最悪のペテン師か? [社会批評・評論]

 いやー、最近は、ビックリするなー。そういう話ばっかしだものね。いや、ピーの話じゃなくて、鳩の方だけど。週刊誌の見出しなんか見ると、“300超え”とか、金魚のうんこだと思っていた女性弁護士の党まで、15議席だって。共産党は現状維持の8が、やっとだっていうのに、国民新党にまで水を空けられる可能性が大とか。最近は、プロの大衆が少なくなっちゃったんだね。どっちが自分たちの生活を有利にしてくれるか、その選択基準は良しとしても、最低賃金が庶民の生活に与える影響や、労働行政の方向性が政治の力で、どう変わって、サービス残業などへの行政チェックが、まともに行われるようになるには、どういう政権が必要か、なんて話を真面目にやっているんだろうけれど、小学生程度の単純化した会話になっちゃって、結局は、にわとりマークの政党か、ブタさんマークの政党か、っていう選択になるんだろうね。ま、政治音痴の団塊世代がオピニオンリーダーという、特殊社会が、いまの日本だから。結局は、“丁半”になるのかも。
 しかし、まぁー、本当に“バラ色”の日本国家が、実現するのかねー?早くも、正月ごろには、鳩が日本の空から消えたりして。冗談だけど。どっちにしても、緊急課題は、内政なんだ。国会議員100人を各省庁に分散させて、与党の政策を実行させる。結構な話だよな。しかし、正直な話、じっくりデータを分析して、過去の行政や外国の実例などを参考にし、なおかつ、地方を含めた過去の業界の人脈や現状の力関係をふまえ、与党の政策をグイグイねじ込める人材が、それほど、民主党に沸いて出るほどいるのか?もし、いるのなら、いままでの予算委員会なんか、ドラマ「相棒」より、ずっと、ハラハラ、ドキドキしたはずなんだけどねー。好意的に見たって、せいぜい、3人か4人に1人いるか、いないかだと思う程度じゃないのかな。もし、本当にやるのなら、業界から小遣いをせしめようなんて、ケチな野郎は一人も出ないはずなんだが。ま、この辺は、“連合政権”のナフタリンに徹しようという、共産党に期待するか。この党の強みは、中央の政策が地方組織にまで浸透できることだから、せいぜい、監視役になってもらおう。
 それにしても、自民党の自称“実力者”の実力のなさが、ビラを見ても明らかになっている。党のビラに頼らず、自前でってつもりだろうが、私の地域から立候補する「アイシャルリターン」のご婦人なんか、まるで、お見合いパーティーの履歴書みたいなビラを作って、この方の思想信条がどこにあるのか、まったくわからない。ビラの全面にわたって、自己PRを細々と散りばめているにしては、国防の根幹をどこにおくのか、平和をどうやって達成するのか、皆目、触れていないし、唯一、興味があるらしい環境問題だって、まるで意欲が感じられない内容だった。結局は、従来の保守政権から1歩も出られない、およそ“改革者”とは言えない俗物だったことが、露呈しているんだね。ま、過去にも政界ホステス風の議員は少なくなかったが、小沢、細川、小泉と浮名を流した(?)割には、ウブだったのかもね。前回選挙では“刺客”として名を馳せたが、こんどは野党から“刺客”を送られ、防戦一方ってか。当初は、地味な大学教授って印象だった野党候補に軍配が上がりそうだって話なんだけど、ま、都議選の勢いがあるから、メディアの票読み通りになるのかもね。
 しかし、一般的に慎重すぎる長男の性格通りなのか、見事に“ホンネ”を出さないのが鳩の兄ちゃんですな。“愛”が売り物らしいのに、その“愛”の対象が、貧乏人なのか、金持ちなのか、ハッキリしない。“バラマキ”と言われる政策は、小泉と竹中の極悪コンビが破壊し尽くした“もう少しで中間層”だった、いまの“新貧困層”の底上げを狙っているようだが、もう一つハッキリしない。まして、生保以下と言われる高齢、最下層の難民未満に対する“愛”が感じられないんだね。仕事の技術はあっても、社会的に受け入れられない高齢の仕事難民はヤマほどいるが、選挙目当てで、アベお友達内閣が若者以外には金を使わないことにしたため、労務管理のベテランがビル掃除をしたり、高齢者だがパソコンは得意というおっさんが、やっとのことで街のパソコン教室で、お手伝いのようなことをしている。地方自治体には、昔から定期的に事務のアルバイトを使う習慣があるが、ほとんど親離れできない若者に限定している。「愛があるなら……」。こんなフレーズの歌があったか、なかったか知らないが、“愛”の対象が、どこにあるのか、明確になれば、自ずと答えは明確になるはずだ。鳩の兄ちゃんへ、あんたの性根を早く見せておくれ。あんたが、救世主か、史上最悪のペテン師か、答えはいずれ明らかになるだろう。

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