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日本人経営者を排斥、コリアン寿司を流行らせたパリ市民 [社会批評・評論]

 松岡という農業パフォーマンス男が、晴れて農林水産大臣となり、新たなパフォーマンス材料を見つけたのか、アメリカやヨーロッパの“日本料理店”のランク付けをしようとして、現地の料理ジャーナリストらから反発されているらしい。何事にも“ジャパニーズ・イズ・ジャパニーズ”で、外国人が日本人のマネをするのは日本の許可が必要だと勘違いしている人は少なくないが、こんなくだらないことに神経を使うより、中国などでクレヨン信ちゃんのパクリが認知されていることに、国家としての抗議行動を起こすほうが先だろう。外国の料理店に文句をつける滑稽さは、日本にゴマンと存在する“中華料理店”に対して、中国政府が抗議してきたり、ランク付けを強制してきたことを想像するとわかりやすいだろう。まして、今どき流行の“イタリアン”のかなりは、昔、ソープランドを“トルコ”と呼んで抗議されたのと同じくらいの“非イタリアン”なんだろうと思う。ま、ジャパニーズ・フレンチの場合は、懐石などという“奥の手”ばかり目立って、一般的なフレンチとはほど遠い印象があるが。
 もし、農水相のアイディアを真面目に追求していくと、狡猾なフランス人などは、パリに寿司職人の学校を作りたいから日本政府が講師を派遣してほしい、などと言い出しかねないと思うが、その時にはどうするつもりだろうか。私は、これまで日本という国が独自の生活技術を、いとも簡単に外国へ売り渡している事実に大いなる疑問を持っている。例えば、カルフォルニア米に代表される米作りの技術がそうだし、西陣織なども下請けという形でアジアに輸出してしまった。このうえ、寿司ネタの選別技術やマグロの切り分けなどまで、ホイホイと外国人に教えたら、間違いなく小売り段階での世界的な高騰を生み、その責任が日本へ持ちまれるだろう。問題はそればかりか、刺身に関する鮮度、衛生上の責任まで押しつけられるような気もしてくるのである。結論から言えば、外国や自国で生活する外国人の食事の問題などには、いっさい口を出すべきではないし、まして“お墨付き”などという請け負い的なことはしてはならないはずだ。農漁業の閣僚として考えないといけないのは、かつては“自給自足”だった日本の農業を取り戻すことである。ちなみに、フランスでは、いまだに、配給制の伝統を継ぐ長いフランスパンの製造方法を、外国人に教えてはならないというナポレオン時代の法律が、制度上は生きているという説もある。
 日本では、いまや、洋服から下着、セーター、コート、靴などの日常品は、ほとんど中国製だし、無論、中国の日本企業の製品と言えなくはないが、家電やスーパーの野菜などにも中国産があり、魚介類も同じで、このうえ、寿司という伝統的な日本独特の“メシの作り方”まで教えたら、そのうち、日本人の衣食は完全に“中国の“属国”となるんじゃないかと、錯覚すら覚えてくる。テレビなどのコマーシャルでは、この製品は日本製だから画面がきれいなんです、なんてのがあって、思わず笑ってしまうほどだ。最近、テレビで100円ショップの商品を紹介することが増えているが、世界とまでは言わないが、アジアの経済の中で100円ショップを考える人がどれだけいるのか、私は大いに疑問を持っている。そのうち、日本がアジアからものすごい“しっぺ返し”を受けるのではないかと思うのである。それは、例えば、日曜大工で使うかなりの重さの金槌から鋸、ドライバーなどという物が100円で買えるし、ボールペン10本セット、クレヨン12色セット、スケッチブックなども100円という状況があるけれど、これらの100円商品を生産する国の子供たちが、文房具を売る店へ行き、きれいな色のクレヨンセットを何度眺めても手に握りしめた日本の貨幣感覚では100円に当たるコインでは、絶対に買えない姿が手にとるように見えてくるからだ。昔の日本にも、シャツメーカーがアメリカで1ドルブラウスという商品を売り出して市場を席巻したが、1ドル360円だったから、当時の日本のOLには買える値段ではなかった。みんなキャラコなんていうペラペラの生地を買って、ブラウスやワイシャツを自分で作って着ていた。その後、円の高騰で一気に日本の経済力が上がったのだが、同じことは、オリンピック後の中国でも言えるだろうし、インドが格差を是正すればどうなるかわからない。
 さて、こんなことを書いては休み、休んでは書くという作業を繰り返していたら、ロシアで寿司職人の養成が始まったらしい。うーん。昔は3年くらい寿司屋で修行しないと、独立できなかったはずだが、たった2、3日で寿司屋が開業できると思っているロシア青年をテレビで見ていると、思わず、“国賊”という言葉が浮かんできた。偏狭な国粋主義とは、私のことを言うのだろう。結構じゃないの。さしずめ、松岡農相なんぞ、確信犯的な“売国”の“国賊”である。これから、世界中で日本政府肝入りの“寿司スクール”が、手っとり早い職業ライセンスの獲得法として流行っていくのかと思うと、ぞっとする。ヨーロッパやアメリカで寿司を定着させたのは、無論、日本人であるが、私は何度かパリへ行くうちに、幾つかの日本食レストランの経営者と仲よくなった。しかし、数年前、その1人から手紙をいただいて、店を閉じて自宅の近くで持ち帰り専門の寿司店を出したことがわかった。その前に何度か店を訪ねた時に、いつも愛想よく出迎えてくれた日本人のアルバイトスタッフの代わりに、明らかに移民系とおぼしき“店員”が無愛想な顔つきで私を一瞥したので、ついに来るべき時が来たのかと思ったものだ。というのは、その店では“うまいものを安く出す”という方針が徹底していて、店長の身内である板長が毎日、早起きして新鮮なマグロや魚介を仕入れていたからである。そのうえ、バイトに対する指導もきちんとしていて、日本人でもフランス人でも区別なく、「いらっしゃいませ」と出迎えるから、日本食レストランなのにフランス人だけで満杯になる日もあったらしい。
 パリの日本食レストランは、比較的にこじんまりとした店が多いが、この店は住宅街にあって大きくはないが、まずまずの広さだったから、事情を知った近くのフランス人経営の店に嫉妬されて、市が動かされたとしてもおかしくなかったはずである。日本人同士の“あうんの呼吸”で保ってきた店だが、「教えてもできない」「やろうとしない」突っ立っているだけの店員では、フランス人には珍しい焼鳥屋風の威勢のいい店の雰囲気なんか出るわけがないし、第一、注文した客に注文したものを出せなければ、店長や板長もずっと監視しなければいけなくなる。しかも、海外の日本食レストランの特徴は、刺身と焼き物だから、フランス人には焼鳥屋の雰囲気が“売り”だったのに、それが半減してお客も激減してしまったのが閉店に至る事情のようだ。フランスでは、日本人に対する労働ビザの不所持の扱いは、比較的に緩く、長年、実質日本人が経営するレストランや土産物店などでのビザなし“不法就労”は、大目に見られていたのである。制度上は外国人でも就労ビザを取れないことはないが、2年以上はかかるから、実質的に解決するには外交による政治的な解決しかないのである。ところが、日本政府は、これまでも日本食レストランを経営する日本人経営者のために、特別動いたという話は聞かない。いま、パリの若者に注目されているのが、繁華街に進出している押し鮨専門の“コリアン寿司”だと言われている。無論、かつて多く見られた日本人経営の寿司屋よりは
ずっと安いが、日本人には“旨く”あろうはずがない。これらの店が、コリアン板前によって本物の寿司屋になる日は、近いのだろうか。かの農業パフォーマンス紳士は、日本の寿司がマグロ問題を契機に世界で流行りだしたことを捉えて、日本の格が上がったと勘違いしたのだろうが、冗談ではない。海外で日本の“品格”を上げたのは、名もなき日本人なのである。


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すすきの ソープ

すすきののソープ情報を掲載中です。
by すすきの ソープ (2007-05-30 16:43) 

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  黒川弘務が安倍自民のために不起訴にした案件

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松島みどり 選挙区民へのうちわ配布事件
甘利明   UR都市再生機構への口利き疑惑  あっせん利得
下村博文  加計学園パーティ券200万円不記載 贈収賄
佐川宣寿  森友学園公文書 改竄事件 (安倍晋三および安倍昭恵も関与)
安倍晋三  公的行事の私物化および違法接待事件 (安倍昭恵容疑者も関与)




西尾幹二 「安倍晋三は戦後最悪の首相」「膿を出し切ると言ってるが自分が膿」「昭恵夫人は白痴」
遠藤誉 「晋型コロナ、パンデミックの真犯人は安倍晋三」 武藤正敏「新型コロナでも隠蔽、改竄、デマ拡散が横行する安倍政権」
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安倍晋三容疑者の隠蔽工作が裏目に出て、大都市中心に感染者が増えてしまう 全国各地で医療崩壊の危機!
検察庁法改正案 黒川弘務 アビガン レムデシビル 憲法改正 緊急事態宣言 mimandia300 ランサーズ 秋好陽介 捏造 犯罪 隠蔽 賄賂 安倍 武漢 研究所 トランプ
 日本中でコロナへの警戒が増す中、安倍昭恵がカルト組織(代表 松久正)と呑気に大分旅行  昭恵容疑者が新たな感染源になっているとの指摘も!

小川榮太郎が安倍首相のコロナ対策に苦言を呈する 「いいかげんにしろドケチ首相! 安倍晋三がただのバカだと分かった」
福家良太 「日本は検査するだけで医療崩壊するアフリカ並の後進国。 封じ込めに成功した韓国に検査をお願いしろ。 ランサーズに騙されるな、あいつらは安倍から金を貰ってる」
米政府関係者「検査妨害、コロナ肺炎死亡者数改竄、専用病棟建設拒否! 隠蔽 改竄の常習犯、安倍晋三容疑者のゴマカシ路線は事態を悪化させている。 我々が離れるとき日本は焦土化するだろう」

by  野村證券  勝俣一生  永井  塚林弘樹  奥田  (2020-05-13 19:09) 

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