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目方で売るノートPCはないのか? [社会批評・評論]

 昔、小型画面ではあるが、ずっしりと重いデスクトップのMacを登山用の背負子に乗せて、会社に通っていたサラリーマンが何人もいたらしい。それから20年近くは経っているが、携帯に向くノートPCは少ないという事情は同じらしい。もっと昔の話では、新聞の取材記者たちの間で、ニコンのレンズはシャープだが、将来の肩と腰を考えると、毎日持ち歩くのはアサペンにした方が身のためだなどという会話が、真面目に交わされていたのである。わずか4、500グラムの差でも、毎日、肩に食い込むと、30も半ばを過ぎて将来の姿が見えてくるのだ。つまり、商売道具というか、毎日のようにバッグで持ち運ぶノートPCだから、メーカーは“目方”を売りにするのが当然だろうと思う次第なのだ。ところが、売るほうも買うほうも、ノートPCの目方には、わりと無頓着のような気がする。もう数年も前から、段ボール程度の薄い紙状のハードディスクと液晶画面が、実験上は開発されているから、あとはCDプレーヤーをセットし、冷却装置などは、本体の一部をオープンにすればクールダウンできるし、あとはUSBのソケットを2つくらい付け、バッテリーと繋げればいいだけの話ではないかと、素人の私などは考える。どこかのパソコンのCMで、コーンで作ったパソコンの物語をやっていたが、本当はハコなどどうでもいいのだ。すでに、三菱や松下で700グラムのノートPCを売っていると思ったが、調べると、バッテリーを着けると1キロを超えてしまうらしい。
 なにはともあれ、ノートPCは目方とバッテリーの最大持続時間がすべてだろうと、私は思っているのだ。実際には、目方がバッテリー込みで500グラム、バッテリーの最大持続時間10時間というのが、私にとっての理想なのだ。バッテリーの最大持続時間は、1つの作業だけを持続した時の時間だから、文書作成の仕事なら、いくつもの文書を作成、保存、呼び出していれば、食事時間などもあるだろうから、実質半分くらいの時間になってしまうはずなのだ。しかも、私の認識では、ノートPCとラップトップは用途が違うので、一度、外に出たら、充電が不可能と認識すべきなのである。ところが、メーカーではラップトップとノートPCを混同させているから、重量も重く、図体もデカイものを作ってノートだと言い張っているのである。相変わらず、日本製のPCには、アプリケーションソフトの試供品のおまけが多く、メモリーを消費させているし、本当を言えば、ワードやマイクロソフトの日本語変換システムも要らない。文章を書くことが多く、それらは自分の文体で書くので、ローマ字の変換候補なんかが、いくつも出てくると、「ふざけるな、この野郎」と思う。だから、ノートPCには、本来なら、余分なものは最初からカットしてもらって、気に入っている、ユーザーの表現を大事に優先する日本語変換ソフトと、昔から雑誌の付録CDに付いていたフリーのエディター、さらに、いざという時に、PHSを繋げば、そのままFAXできるOutlookなど、本当に必要なソフトだけを入れておきたい。
 いま巷では、ビスタかベスタか知らないが、車の名前のような新OSが出ているらしい。だが、私にはあまり関心がなくて、テレビを見たり、番組を保存したりというのは、普通のパソコン使いだったら、とっくに自分のパソコンに細工をして実現済みのことではあるまいか、と思う次第である。パソコンの本来の面白さというのは、自分でいろんな試行錯誤を繰り返す、オモチャとしての部分と、税金の計算やら文書作成やらビジネスの部分が同居できるところにあると思う。だから、私は、ユーザーに対して、オールマイティにそういう欲求を保証するのが、本来のOSのあり方のような気がする。したがって、Macからパソコンの道に入った私には、これまで“Macのパクリ”と、Windowsを見る部分が多かったが、XPに関してはパソコン同士のデータ交換を容易にした点で、おッ、進歩したじゃん、と高く評価しているのだ。だが、日本のパソコンメーカーの後進性として、ノートPCにまでソフトメーカーの制限付き試供品を入れて売るのは邪道だと思うし、まるでチャチな便利家電のように試供品ソフトをOSの1部だと主張するのは如何なものか。そういえば、昔、Macがパフォーマという子供向きソフトを組み入れたパソコンを売り出したが、いまは作っていない。もちろん、パソコンメーカーがOSに加えてソフトを入れることが全部邪道とは言えないが、あくまでも昔のMacが付けたクラリスのような普遍性のあるソフトだったら、許せるし歓迎するのだが。
 結局、かつての日本語ワープロがそうであったように、次の買い換え時期のことを考えながら目先の“新型”を売っているのだと思う。これが、日本のパソコンメーカーの問題意識である。だから、最近では、使い勝手の自分だけのノートパソコンを自作できる“軽量ノートPCキット”を発売するメーカーが出てこないものかと、密かに心待ちしているのだ。無論、軽くて持続できるものである。デザインだって、いろんな色を組み合わせて、“俺のパソコン”が作れる。無論、こういうものを作っている人もいるのだろうが、自作に慣れていないと、やはり手が出せないだろう。イメージとしては、最近、雑誌として売られているミニチュアグッズの作成キットのようなものだ。サラリーマンや定年後の親父たちが集まるカフェなどで、サクラに組み立てさせれば広まると思うが、どんなものだろう。


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 勝俣一生  永井  塚林弘樹  奥田 

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by  勝俣一生  永井  塚林弘樹  奥田  (2020-05-13 19:09) 

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